第8回疫学セミナー

NEJM掲載の疫学論文にみる最新の研究状況の解説

気候変動の健康影響に対するNEJMの取り組み

 

「気候変動対策で世界200超の医学誌が共同歩調」-第8回疫学セミナーの背景を追記しました(2022/11/05)  こちらから

 

ごあいさつ

 
疫学セミナーでは、世界でもっともインパクトの大きい医学専門誌The New England Journal of Medicineに掲載された疫学論文を取り上げ、最新の研究動向を解説しています。
 
第8回では、化石燃料による気候変動の健康影響に対するNEJMの取り組みについて解説します。
 
気候変動による健康の悪化が、人類の生存を脅かす大きな問題となっています。2022年6月16日に公表されたNEJM編集長らの論説は、「医学、とりわけ医学専門誌にとって、なぜ化石燃料が重要な問題なのか?」と問い、「21世紀の診療に必要な知識とツールを、医師と研修医が身につける」目的で、NEJMと二つの姉妹誌が、毎月1本以上の論文・論説を出版する計画を表明しています。これまですでに約10件の論文・論説が公表されています。
 
つまり、世界最高の「臨床医学」専門誌であるNEJMが、気候変動による健康の悪化を防ぐことを、同誌の読者である医師や医療職の重要な課題として位置づけているのです。個々の患者に対する臨床診療に留まらず、社会のリーダーとしての関与を求めています。「私たちの患者の健康と、私たちの世界の健康のために、私たちの闘いが必要とされています」と論説は結んでいます。
 
セミナーでは、これまでに出版された論文・論説のハイライトを解説し、気候変動が「臨床医学」の重要問題として認識されつつある現状を紹介します。
 
みなさまのご参加をお待ちしています。  
坪野吉孝(セミナー講師)
 
開催日時:2022年11月19日(土)13:00 - 14:15 開催形式:Zoomセミナー・ライブ配信とオンデマンド視聴(セミナー後28日間) 講  師:坪野吉孝(東北大学大学院客員教授)(略歴は下記)
(参加費) 私費参加 2,000円
公費参加(研究費・経費等) 10,000円
(お申し込み) 下記URLまたはQRコードよりお申込みください
申込締切:2022年11月19日(土)13:00
(解説・紹介予定の論文) 1:https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMe2206300
 
(講師略歴) 1989 年東北大学医学部卒業。国立がん研究センター、ハーバード大学公衆衛生大学院などを経て、 2004 年東北大学大学院教授(医学系研究科臨床疫学分野・法学研究科公共政策大学院)。 2011 年より精神科臨床医。 現在、東北大学大学院客員教授(医・歯)・早稲田大学大学院客員教授(政治学) ・国立がん研究センター客員研究員(予防研究部)。 筆頭著者の論文としてNEJM、JAMAなど。 NEJM日本国内版監修。
 
(その他) ・申込手続き時と当日のチャットなどで質問をお受けします
・Zoom画像の録画や音声の録音は控えてください
・領収書は、支払い完了後に送信されるメールよりダウンロードいただけます
・参加証明書は、支払い完了後に送信されるメールより、セミナー終了後にダウンロードいただけます
 
(事務局・問合せ) 株式会社エピデミア 疫学セミナー運営事務局
 
(パンフレットのダウンロードはこちらから)
https://bit.ly/3MHt8Jm