気候変動対策で世界200超の医学誌が共同歩調

第8回疫学セミナー「気候変動の健康影響に対するNEJMの取り組み」の背景(2022/11/05追記)

 
11月19日(土)の第8回疫学セミナーでは、気候変動の健康影響に対するNEJMの取り組みを解説します。その背景について、説明を追加します。
 
深刻化する気候変動に対して、世界の200を超える医学・生命科学の専門誌が、共同で同一の論説を掲載し、対策の強化を求めています。昨年2021年9月には、「地球の気温上昇を制限し、生物多様性を回復し、健康を守るための緊急行動の要請」と題する論説を、同年9月の国連総会等に向けて、NEJM、Lancet、BMJ等の専門誌がいっせいに掲載しました。(NEJM論説はこちらから)
 
つづいて今年2022年10月には、気候変動の影響がとくに深刻なアフリカ諸国を念頭に、「COP27気候変動会議—アフリカと世界で求められる緊急行動」と題する論説を、11月に開催されるCOP27(気候変動枠組条約締結国会議)に向けて掲載しました。(NEJM論説はこちらから)
 
「緊急行動」(emergency actions)を「いま・ここで」始めなければ、気候変動による健康損失や生物多様性の損失は、取り返しのつかないことになる。こうした危機感を、世界の医学・生命科学コミュニティが共有していることが、世界中の専門誌が共同歩調を取ることにつながっています。
 
今回の疫学セミナーで紹介する、気候変動に対するNEJMグループの取り組みの背景には、このような動向があります。世界最高の医学専門誌であるNEJMが、その動向をさらに加速・深化させる役割を、積極的に担っているのです。
 
みなさまのご参加をお待ちしています。
 
坪野 吉孝(セミナー講師)
 

開催日時:2022年11月19日(土)13:00 - 14:15 開催形式:Zoomセミナー・ライブ配信とオンデマンド視聴(セミナー後28日間) 講  師:坪野吉孝(東北大学大学院客員教授)

(参加費) 私費参加 2,000円
公費参加(研究費・経費等) 10,000円
(お申し込み) 下記URLまたはQRコードよりお申込みください
申込締切:2022年11月19日(土)13:00
(解説・紹介予定の論文) 1:https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMe2206300
 
(その他) ・申込手続き時と当日のチャットなどで質問をお受けします
・Zoom画像の録画や音声の録音は控えてください
・領収書は、支払い完了後に送信されるメールよりダウンロードいただけます
・参加証明書は、支払い完了後に送信されるメールより、セミナー終了後にダウンロードいただけます
 
(事務局・問合せ) 株式会社エピデミア 疫学セミナー運営事務局
 
(パンフレットのダウンロードはこちらから)
https://bit.ly/3MHt8Jm