第19回疫学セミナー
教科書で基本を学び、最新のNEJM論文を読み解く
このNEJM論文の日本語要旨を読んで、研究デザインを当ててください / 研究デザイン総論
ごあいさつ
まずは、NEJM 2023年8月3日号に掲載された下記の論文の、日本語要旨を読んでみてください。研究デザインはなんでしょうか?
『成人の胸腺摘出術が健康に及ぼす影響』
日本の大手新聞社が発行する医療関連誌のウェブサイトで、医療ジャーナリストの方がこの論文を紹介する記事を書いていました。ところが肝心の研究デザインを間違って記載していたので、こっそり指摘してあげました。
論文の研究デザインを正確に区別し理解することは、その研究の質を判断する上でとても大切です。けれども医学ジャーナリストの方が間違える時もあり、判断が難しいことも少なくありません。
今回のセミナーでは、研究デザインの総論を解説します。各種の研究デザインの構成要素と、ランダム化比較対照試験との異同を明確にしたうえで、すべての研究デザインを、ランダム化比較対照試験のいわばバリエーションとして統一的に理解できるよう、わかりやすく説明します。上記のNEJM論文の正解も解説します。
第17回より始めた、「坪野先生への素朴な質問コーナー」も、引き続きご質問をお受けします。
疫学の基本を、初心者として学びたい方。あらためて系統的に学びなおしたい方。ご参加をお待ちしています。
坪野吉孝(セミナー講師)
開催日時:2023年10月28日(土)13:00 - 14:15
開催形式:Zoomセミナー・ライブ配信とオンデマンド視聴(セミナー後28日間)
講 師:坪野吉孝(東北大学大学院客員教授)(略歴は下記)

(参加費)
私費参加 税込2,200円
公費参加(研究費・経費等) 税込11,000円
(お申し込み) 下記URLまたはQRコードよりお申込みください
申込締切:2023年10月28日(土)13:00

(使用する教科書と今回の該当箇所)
『疫学―新型コロナ論文で学ぶ基礎と応用』(坪野吉孝、勁草書房、2021)
『疫学―新型コロナ論文で学ぶ基礎と応用』(坪野吉孝、勁草書房、2021)
「第I部基礎編 8 研究デザイン p34-36」
(講師略歴)
医師・博士(医学)。1989 年東北大学医学部卒業。国立がん研究センター、ハーバード大学公衆衛生大学院などを経て、 2004 年東北大学大学院教授(医学系研究科臨床疫学分野・法学研究科公共政策大学院)。 2011 年より精神科臨床医。 現在、東北大学大学院客員教授(医学系研究科微生物学分野)・早稲田大学大学院客員教授(政治学研究科)・国立がん研究センター客員研究員(予防研究部)。 筆頭著者の論文としてNEJM、JAMAなど。 NEJM日本国内版監修。
(その他)
・Zoom画像の録画や音声の録音は控えてください
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(事務局・問合せ)
株式会社エピデミア 疫学セミナー運営事務局