第9回疫学セミナー

疫学(再)入門-教科書で基本を学ぶ・学びなおす

疫学とは・疾病頻度の指標・関連性の指標

 

ごあいさつ

 
これまで疫学セミナーでは、世界最高の医学専門誌The New England Journal of Medicine(NEJM)に掲載された疫学論文を取り上げ、最新の研究状況を紹介してきました。
 
新しい企画として、疫学の基本事項を、2冊の教科書を使って学ぶセミナーを行います。今回はその手始めとして、私の書いた『疫学』の、「疫学とは」(総論)、「疾病頻度の指標」(発生率・累積発生率・有病率等)、「関連性の指標」(発生率比・リスク比・リスクの比と差等)を解説します(詳細下記)。また、『医学がわかる疫学』の、「2疫学的尺度」の章末の練習問題を使い、かんたんな計算問題を一緒に解いてみます。
 
セミナーでは、予習を前提とせずに解説を行います。また、加減乗除を超える数式は示さず、基本概念や方法の根底にあるイメージを理解できるよう説明します。今回の該当部分とは別に、疫学全般についてのご質問にもお答えします。
 
「基本」といっても、奥が深いです。セミナーでは、次のような事例も紹介し、最新の論文を通して基本事項の理解を深めるようにします。 ・NEJM論文の抄録(要旨)で、ほんらいは「発生率」と表記すべきところを、誤って「累積発生率」と表記している事例。また、「リスク」の意味を明確に示していないために、内容が分かりづらい事例。

疫学の基本を、初心者として学びたい方。あらためて系統的に学びなおしたい方。 ご参加をお待ちしています。
坪野吉孝(セミナー講師)
 
開催日時:2022年12月17日(土)13:00 - 14:15 開催形式:Zoomセミナー・ライブ配信とオンデマンド視聴(セミナー後28日間) 講  師:坪野吉孝(東北大学大学院客員教授)(略歴は下記)
 
 
 
(参加費) 私費参加 2,000円
公費参加(研究費・経費等) 10,000円
(お申し込み) 下記URLまたはQRコードよりお申込みください
申込締切:2022年12月17日(土)13:00
 
 
(使用する教科書と今回の該当箇所)
『疫学―新型コロナ論文で学ぶ基礎と応用』(坪野吉孝、勁草書房、2021)
1疫学とは 2疾病頻度の指標 3関連性の指標 (p3 - 13)
『医学がわかる疫学』(新興医学出版社、第3版、2004)
2疫学的尺度の章末の練習問題(一部)(p24 - 26)
(購入が当日に間に合わなくても受講可能なように配慮します)
 
 
(講師略歴) 1989 年東北大学医学部卒業。国立がん研究センター、ハーバード大学公衆衛生大学院などを経て、 2004 年東北大学大学院教授(医学系研究科臨床疫学分野・法学研究科公共政策大学院)。 2011 年より精神科臨床医。 現在、東北大学大学院客員教授(医・歯)・早稲田大学大学院客員教授(政治学) ・国立がん研究センター客員研究員(予防研究部)。 筆頭著者の論文としてNEJM、JAMAなど。 NEJM日本国内版監修。
 
(その他) ・申込手続き時と当日のチャットなどで質問をお受けします
・Zoom画像の録画や音声の録音は控えてください
・領収書は、支払い完了後に送信されるメールよりダウンロードいただけます
・参加証明書は、支払い完了後に送信されるメールより、セミナー終了後にダウンロードいただけます
 
(事務局・問合せ) 株式会社エピデミア 疫学セミナー運営事務局
 
(パンフレットのダウンロードはこちらから)